作例:EOS 10D -- Canon EF 28-90mm F4-5.6 II USM
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夕日の時刻に
外は日が傾いてきたころ。室内に斜めに差し込む光で、まぶしいほどの状態になっています。
- F4
- 1/3000秒
- ISO-400
- 28mm(45mm)
この写真を撮る直前に別のレンズで暗い室内を撮影していたことで感度を上げっぱなしにしておりました。ここはもっと感度を下げてシャッタースピードを下げておくべきでした。
とは言え、コントラストがこれだけきつい状況にも関わらず、暗部にきちんと諧調が残っているのはなかなか悪くないなぁと言うところです。
世の中ではくずレンズみたいな言い方をされているキットレンズのひとつではありますが、現在のデジタル一眼レフと組み合わせてもまだまだ現役で十分に使用することが可能であることを証明するかのような写真となっています。
また、この時間帯特有の色温度の低い光をきっちりととらえており、なんでもない室内にも関わらず、妙に雰囲気が出ています。
群生
これまた夕日シリーズ(?)ですが、白い花がたくさん咲いているところにぐっと寄って撮影しています。
- F5.6
- 1/250秒
- ISO-100
- 90mm(144mm)
たかがキットレンズと言うことはこの写真を見る限り言うわけには行かないという印象です。
28-90mmと3倍以上のズーム領域を持つにも関わらず、最短撮影可能距離が38cmと短く、最短撮影可能距離近くまで寄ってテレ端を使ったときのボケの美しさは特筆すべきレンズであろうと感じます。
この写真でも、まさにテレ端で最短撮影可能距離まで接近。ピントのあった一群の花以外は実にきれいにボケてくれました。
背景となっているのは実に味気のない銀行の壁だったりします。それをまったく感じさせないほどきれいにボケているため、背景の汚い場所でも使いようで被写体のみを強調させることが出来るレンズです。
中古市場ではこのレンズを狙って買う人がいないせいか、レンズとしてはとんでもない安値で取引されているようですが、このレンズの良さを知った上で使えばこれほどコストパフォーマンスの良いレンズはないのではないかと思わせるほどの描写力を持つレンズではないでしょうか。
ミツバチ
ツツジの花に飛んできたミツバチです。
- F5.6
- 1/500秒
- ISO-100
- 90mm(144mm)
ツツジを撮ろうとしていたときに突如現れたミツバチです。
カメラに目線をくれ~と言ってみましたが伝わるはずもなく、まともに撮れたのはこの写真だけ。すぐにブイ~ンと飛んで行ってしまいました。
この写真は若干トリミングして構図を整えてありますので、このレンズとEOS 10Dのみでここまでの大きさで撮れると言うわけではないですが、このレンズが接写に強いということを感じることのできる一枚となったかと思います。
シジミチョウ
キンセンカの花に蜜を求めに来たのでしょうか。シジミチョウを撮ることができました。
- F5.6
- 1/1000秒
- ISO-100
- 90mm(144mm)
この写真は正真正銘ノートリミングの一枚です。キンセンカ程度の大きめの花であればファインダーいっぱいにすることが可能なレンズということがわかるのではないでしょうか。
レンズのページでも書きましたが、このレンズはテレ端で最短撮影可能距離まで寄ればマクロレンズかと間違いそうな印象となる写真を撮ることが出来るレンズです。
マクロレンズとは違って、テレ端では開放でもF5.6程度となってきますので、ピントのあっている範囲が広くチョウの目だけを強調するような写真を撮ることは難しいかもしれませんが、とにかく接写をやってみたいという思いだけは実現できるレンズと言えると思います。
特にこの写真のように明るい場所であれば、この開放時の暗さも気になりませんし、かえってピンボケの失敗写真を大量生産することもなく実に扱いやすいレンズと言う印象があります。
ハナショウブ
濃い紺色のハナショウブです。
- F5.6
- 1/350秒
- ISO-100
- 90mm(144mm)
写真を撮るようになって、初めてアヤメ、ハナショウブ、カキツバタが明らかに違う花なんだということがわかるようになってきました。
この濃い紺色の花はハナショウブ。黄色の模様が目印です。
毎年近所にアヤメみたいな花がたくさん咲いているのには気がついておりましたが、どれがアヤメでどれがカキツバタかと言われても「知らない!」の一言ですませてました。こうやって写真を撮ってみると明らかに違うものだということがわかるようになってきて、楽しいものです。
アヤメ
上でハナショウブを紹介しましたので、アヤメも紹介しておかないと不公平(?)ですね。
- F5.6
- 1/250秒
- ISO-100
- 90mm(144mm)
こちらはアヤメに最短撮影可能距離までぐぐっと寄っての撮影です。
アヤメぐらい大きな花になってくるとこのように最短撮影可能距離まで近づくと花を全部入れることさえできないぐらい大きく撮影することが可能になってきます。
アヤメの花びらのところにある黄色い何やらふしぎな物体はいったい何なんでしょうか。この部分だけを拡大して撮影してみるとまた面白そうだなとか思いながらの撮影となりました。
残念ながら今回はエクステンションチューブを持たずに撮りに来た為、次はこの部分をとにかくでかく撮影してみようと心に誓ったのでありました。
紅葉
まだ春ですが、なぜかとてもきれいな紅葉です。
- F5.6
- 1/250秒
- ISO-100
- 90mm(144mm)
作例として接写のものが多くなってしまったので、ここではボケの感じをつかんでもらうための作例を作ってみました。
真っ赤に写っている紅葉の背景となっている緑とピンクの部分はツツジだったりします。つまりはツツジの季節になぜかこんなにきれいな紅葉を見つけてしまったというお話です。
他の作例でも書きましたが、このレンズのボケはキットレンズとばかにされている割にはとてもきれいなボケ方をすると感じてます。わたしもけっこうたくさんのレンズを集めておりますが、最近お散歩に持っていくレンズとなるとこのレンズで決まりと言う感じです。
画質的にはもっと良いレンズもあるのでしょうが、何よりカメラボディが重たい(EOS 10D)ので、これに重たいレンズをくっつけるよりは、ちゃっちくてものすごく軽いこのレンズと組み合わせて持ち歩くのがお気に入りとなっているのです。
安物レンズといえどもこの写真のようなものが撮れればなんの問題もありません。ほんまに安い割にはいいレンズと感じまくっているところです。
木漏れ日
神社へと続く小道の脇。暗い中でこの葉っぱを木漏れ日が照らしていました。
- F5.6
- 1/125秒
- ISO-200
- 86mm(138mm)
昼間とは言え、かなり暗めの場所。ISO感度を少々あげて撮影してあります。
このレンズは手ブレ補正のついていないレンズとなりますので、手ブレ限界シャッタースピードにはやや気をつかう必要があります。ここでは若干手ブレ限界シャッタースピードに足りずとなっていますが、それなりに手が止まった絵が撮れたようです。
キットレンズと言うことでまずは手ブレ補正のないレンズを使わせてみて、手ブレするからもっといいレンズを買ってもらおうというメーカーの戦略なんでしょうか。(笑