レンズ:Canon EF 28-105mm F3.5-4.5 USM

提供:Lens Encyclopedia
移動: 案内, 検索
EF 28-105mm 1:3.5-4.5 USM

概要

現在(2009年4月)すでに後継のCanon EF 28-105mm F3.5-4.5 II USMに置き換わっているレンズですが、現在でもその光学設計の良さは評価が高い製品です。

APS-Cサイズのデジタルカメラでは、やや広角側が弱いかなと言う印象はありますが、35mm換算で、44.8mmから168mmまでをカバーする標準ズームレンズとして使い勝手の良いレンズと言えそうです。

同じ画角をサポートするCanon EF 28-105mm F4-5.6 USMよりもわずかながら明るく、マウント部も金属となっていて手にしたときにずいぶんと印象が異なるレンズとなっています。

自動露出、オートフォーカスが共に使用できるレンズです。USMによるオートフォーカスも機敏で、ストレス無く写真を楽しむことができるレンズです。最新のデジタル一眼レフカメラを使用しても問題なく撮影が可能で、中古市場で状態の良いものを見つければ入手しておいて損はないレンズでしょう。すでに後継レンズが出ていることからもわかるように古いレンズではありますが、現在でも十分に使用可能な水準のレンズだろうと感じます。

特に35mmフルサイズ判のデジタル一眼レフとの組み合わせは秀逸で、絞ったときのキリリ感はちょっとした高級レンズを使っているかのような印象をもつほど。また絞り開放にしてのやわらかさも兼ね備えており、カメラボディにお金をつぎ込んでしまって標準レンズがないという時に(どんなんや)、ぜひ入手しておきたいレンズと言えそうです。

このレンズをAPS-Cサイズのボディと組み合わせると35mm換算値で44.8-168mmとなって、標準ズームと言うよりは望遠ズームレンズと言えるような画角となってきます。テレ端では35mm判でもけっこう望遠と感じていた印象がさらに強くなり、圧縮効果を狙った作品も作ることができそうです。近所のお散歩に気軽に持ち出して、ちょっと遠目の被写体も狙ってみることのできる使いやすいレンズと感じます。

ズームリングが被写体側、ピントリングがカメラボディ側に配置されており、最初にこのレンズを使ったときにはやや違和感がありました。とは言え、昨今のデジタルカメラのボディを使用している限りピントリングを触ることはほとんどないことを考えると、このような配置も時代の流れなのかなぁと言う印象です。

手ブレ補正のISは搭載されていないレンズです。そのため、焦点距離と手ブレ限界シャッタースピードをきちんと計算しつつ露出を設定する必要があります。35mmフルサイズのボディでは、1/30~1/125が手ブレ限界シャッタースピードとなり、APS-C判では1/45~1/180となってくることを頭に入れておくと良さそうです。

最短可能撮影距離はズーム全域で50cm。特に近寄れるタイプのレンズと言うわけではなさそうですが、この程度まで寄れて28-105mmと4倍近いズーム領域がありますのでそれなりに近づいた印象の写真を撮ることが出来そうです。広角側では被写体に近づくことで背景との距離感を演出することが出来ますし、望遠側を使って近づけば意外なほど寄った印象を持つ写真を撮ることが可能になってきます。

出てくる絵のキリリ感とあいまって、常用するにふさわしいレンズと言えるのではないでしょうか。

フルタイムマニュアル

この製品の売りとしてフルタイムマニュアル操作が挙げられるかと思います。

USMを使用したオートフォーカスの合焦後に、ピントリングを回転させることで微調整を行なうことが可能になっています。

こんな操作使うものかと感じていましたが、実際にこの操作必要となるタイミングと言うのは意外と多く、一度この機能を使うようになると、この機能のないレンズを使うことができなくなってしまうほど。

フルタイムマニュアルを使いたいがゆえにこのレンズを選ぶという方も多いのではないでしょうか。


作例

個人用ツール