レンズ:Canon EF 100-200mm F4.5A

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EF100-200mm F4.5A

概要

初期のEF望遠レンズ。倍率を2倍に抑えてありますが、現在のデジタル一眼レフではやや画質的にはもの足りなく感じるかもしれません。

APS-C判換算で、160mm-320mmとなって、中望遠領域をカバーするレンズとなります。

さすがにこの距離となると最短撮影可能距離も長くなって1.9m。この長さでは室内で使用するのはほとんど不可能と言えそうです。とはいえ、この領域のレンズをつけているということは外での運動会などとなるでしょうから、この長さも実際の撮影現場で困ることはなさそうです。

このレンズ、「AF/MF」の切り替えスイッチがついていません。

この手のレンズでは、エクステンションチューブの短いもの(10~12mm程度)のものを用いて、マクロ撮影と言うよりは、最短撮影可能距離を短くして近くのものを撮影すると言う使い方があるかと思いますが、オートフォーカスを切ることの出来ないこのレンズではちょっと使いづらいと言うのも正直なところ。

この時期は、ズームをボタンで行なうタイプのレンズも出てたりしますので、キャノンがレンズの操作系を新しくするべく意欲的に開発していたのは良いのですが、あまり使い勝手が良くないものが出来上がっているような気がします。

そんなわけで、完全にピント合わせに関してはカメラまかせ。マニュアルでのピント合わせをやりたいと思ったときにどうにもならないのは困ったものですが、測距点が増えてピントあわせもやりやすくなっている現在では特に困ることはないのかもしれません。

といいつつ、けっこう暗いところではピント合わせにカメラが迷うことがあるため、そういったタイミングでマニュアルフォーカスが使えないのはかなり困ったと言うのも正直な話。

先ほど書いたエクステンションチューブとの組み合わせでも、オートフォーカスを切りたい場面が多々出てくるため、このレンズとエクステンションチューブの組み合わせはけっして使いやすいとは言えません。このあたりは割り切ってエクステンションチューブとの組み合わせでは使わないレンズと考えておくべきでしょう。

いちばん最初に画質的にはもの足りないと書きました。今時の収差をそれなりに補正したレンズに目が慣れてしまっていると、ずいぶんともの足りなく感じる画質といえそうです。もちろんこのサイトで使っている程度のサイズに縮小したり、L判にプリントするぐらいでは画質の差もそれほど気になるようなものではないのですが、パソコンのディスプレイ上で大きくして鑑賞していると、そこここに気になる部分が出てくることは否めません。

ただ、そこまで言うならそもそもこの手の古いレンズに手を出そうとは思わないでしょうから、作例に示したサンプルを見られてこのレンズが自分に必要なものであるのかどうかを判断していただければと考えます。

画角

100mmから200mmとそれほど大きくズームが効くタイプのレンズとは言えないはずなのですが、APS-C判のカメラボディを使っているとけっこうズーム効いてるなぁと言う印象があります。

サンプルとして、ワイド端100mm、テレ端200mmの絵を以下に提示します。

ワイド端 テレ端

望遠で見ているとどんな絵だかよくわからないと思いますので、参考までに35mmで撮影したものも提示しておきます。

35mm

作例

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