レンズ:Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM

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EF-S18-55mmF3.5-5.6USM

目次

概要

2003年9月より、EOS Kiss Digitalのレンズキット用レンズとして販売開始。海外モデルとしてモデル名にUSMが入らないものがあるようですが、作りは完全に同じもの。日本国内で、APS-Cサイズのデジタルカメラ専用の低価格レンズとしてのEF-Sレンズのさきがけとなりました。

レンズの設計では周辺部の解像度の低下やコントラスト低下を抑えることが技術的に高くつくこともあって、周辺部を使用しない小さな撮像素子を持つデジタル一眼レフ専用に設計を行なうことで価格の上昇を抑える狙いがあったものと考えられます。

35mm換算で29mm~88mm相当ではありますが、実際の光学系は18mm始まりとかなりの広角レンズとなります。そのためか、かなりピントのきりりとした絵が出てくる傾向があるようです。

また最短撮影可能距離も28cmとマクロレンズ並みに接近できるため、カタログ上の0.28倍と言う数字以上に寄った絵を得ることができるレンズでもあります。

描写

非常にコントラストの高く、きりりとした解像感の高い絵が出てくるレンズと感じます。おかしな言い方ですがコンパクトデジタルカメラのきりり感と良く似た印象の写真が出てくると言えばイメージつかんでいただけるでしょうか。

ボケの印象はこの手のキットレンズとしては標準的というところ。最短撮影可能距離まで接近しての撮影においてもややかたさが残るボケ方をするように感じます。

同時期にフルサイズのフィルムカメラ向けに換算焦点距離がほぼ同じ28-90mmのレンズが存在していますが、こちらのレンズで感じるやわらかくやさしいボケとはまるで印象が異なると感じられます。

逆に風景写真などではこのレンズのコントラストの高さや解像感の高さが生きてきます。

特に広角側のコントラストの高さはファインダーをのぞいてズームをさせるだけでその差がはっきりと分かるほど。逆にテレ端が弱いということなのかもしれないですが。

参考

光学系が同一のレンズ。

作例

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