カメラボディ:EOS Kiss Digital N

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EOS Kiss Digital N(B)

目次

概要

2005年3月にEOS Kiss Digitalを全面的に改良したデジタル一眼レフ。

特に起動速度やコンパクトフラッシュへの書き込み処理速度の向上はデジタル一眼レフを使うシーンを一変させるほどのインパクトをもって迎えられたと言えそうです。

起動時間0.2秒は今でこそ当たり前の機能となりましたが、シャッターチャンスを逃さないこの高速応答性能はEOS Kiss Digitalでの最大の不満を解消する結果となったようです。

画像処理プロセッサもDIGICからDIGIC IIへと進化し、内部処理の高速化により、600万画素(3072×2048=6291456)から800万画素(3456×2304=7962624)へと画素数が増えた(26%以上増加)にも関わらず、その体感速度は逆に大きく向上したと言えます。

これ以外ではボディのサイズが相当に小さくなってしまったという印象があります。

ターゲットが子育て中の母親と言うことがあったのだと思われますが、大人の男性の手の大きさから考えると小さくなりすぎたという印象があります。この記事書いているわたしはごく平均的な日本男性(身長172cmほど)ですが、それでも小さすぎると感じてしまいます。

もちろん慣れと言うものも間違いなくあるのだろうとは思われますが、カメラを構えたときのホールド感に相当の違和感があるのは否めません。

仕様等

商品の詳細な仕様はメーカーのウェブサイトを参照ください。

画素数

EOS Kiss Digital N(S)

概要でも書いたとおり、3456×2304=7962624と、800万には届かない微妙な数字でまとめてきたようです。

EOS Kiss Digital Nでは、サイズのコンパクト化と重量の低減と言うのが至上命令だったようで、EOS Kiss Digitalよりも一回り小さい撮像素子を使用しています。そのためと言うわけではないのかもしれませんが、800万と言いつつ微妙に足りないのはどうなのだろうかと思ってしまうような画素数です。

メディア

保存用のメディアはキャノンのデジタル一眼の共通とも言うべきコンパクトフラッシュとなります。

現時点(2009年9月)ではそれほど高速とは言えない133倍と言われる低速なものでもこのボディで使用するには十分と言う印象です。

なお、ファームウェアの書き換え時に2G以下のサイズのコンパクトフラッシュを使うように指示があるため、ご自身でファームウェアの書き換えを行なう場合には注意が必要なようです。

当方で8Gのもので書き換えをテストするようなことはちょっとやる勇気がないので、誰か2Gよりも大きなコンパクトフラッシュでも大丈夫だという情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらお知らせくださいませ。

ISO感度

ISO感度は、基準100で、200、400、800、1600をサポートしています。

以下に、100、200、400、800、1600の順で撮影したサンプル写真の中央部を等倍で切り出したものを示します。

ISO-100 ISO-200 ISO-400 ISO-800 ISO-1600

正直なところ、高感度耐性については旧機種のEOS Kiss Digitalに軍配が上がるという気がします。

実際、EOS Kiss X3/EOS 50D/EOS 5D Mark IIの世代でようやく本気で撮像素子そのものの高性能化がはじまったところであり、この時代は画素数の向上がそのまま高感度耐性の低下に直結していたと考えられます。

それでも画質が大きく落ちないで済んでいたのは、増えた画素をうまく処理することで画質をごまかす(表現は悪いですが)画像処理プロセッサの進化によるところが大きいと考えられます。

新しい画像処理プロセッサの機能をある程度取り込んでいる新しい Digital Photo Professional を使用して RAW 撮影したものを処理するのであればおかしな話ですが、旧機種のEOS Kiss Digitalの方が深い色の再現が出来ると言えそうです。

なお、こんなふうに書いてはいますが、当サイトで使用しているような480x320程度の画像にまで縮小するのであれば、ISO-1600といえども十分すぎるほどの画質であることは間違いありません。

バッテリー

EOS Kiss Digital Xと共通のNB-2LHを使用可能です。

無印で使用していたBP-511(1100mAh)から720mAhと容量が小さくなってもサイズと重さを優先させた電池と言えそうです。

ただし、これにあわせて省電力にも相当に気をつかったようで、容量が大幅に小さくなったにも関わらず撮影可能枚数は逆に増えています。

このころよりカタログに記入する撮影可能枚数に関する基準が出来たことで、厳密に比較することはできませんが、無印に比較して、Nはかなり撮影可能枚数が増えたように感じます。

作例

Canon

SIGMA

TAMRON

リンク

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