カメラボディ:EOS 10D

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EOS 10D

目次

概要

キャノンのハイアマチュアモデルに位置づけられるデジタル一眼レフカメラ。2003年3月にEOS D60後継として発売されています。

撮像素子は、APS-Cサイズ(レンズ等の35mm換算時1.6倍)となります。このサイズの撮像素子に有効画素数3072x2048を詰め込んでいます。2009年1月現在では、すでに600万画素と言われてもたいしたことではないように感じられますが、当時としては必要充分な画素数となっていたようです。

EFレンズが使用可能ですが、デジタルカメラ専用のEF-Sには対応しておりません。撮像素子のサイズからすれば使えそうな印象を持ってしまいがちですが、中古でこのボディを考えておられる方には注意が必要な点となりそうです。

仕様等

仕様については、キャノンのウェブサイトを参照してください。

メディア

保存用のメディアはキャノンのデジタル一眼の共通とも言うべきコンパクトフラッシュとなります。当方手持ちのコンパクトフラッシュで確認した範囲では、8Gまでのメディアはまったく問題なく使用可能でした。

画素数

有効画素数は3072x2048となって、他社製の600万画素クラスに比べてやや画素数が多くなっています。この少しだけ大きいと言うのが大きな差になるわけではありませんが、何かちょっと得したような気分になる画素数といえそうです。

また、画素数が多くなると撮像素子のサイズが変わらなければ当然ながら一ピクセルあたりの受光面積は小さくなってきます。この600万画素と言うのは実にバランスが良い画素数のようで後継のEOS 20DEOS Kiss Digital Nの800万画素クラスと比較しても発色や高感度耐性は負けてないのではないかと感じるぐらいです。

600万画素あれば、四つ切サイズまでの引き伸ばしにはまったく問題ありません。それこそA3サイズやポスターなどに使うような写真を撮るのでもない限り、このクラスの画素数のものを選ぶのは実に理にかなった選択のような気がします。

保存形式

コンパクトフラッシュに保存可能な形式は、JPEG(6通り)およびRAW形式となります。

不思議なのがRAW形式。この形式で保存が可能なのは、モードダイヤルを応用撮影ゾーンに設定したときのみとなります。気軽にオートでパシャパシャ撮っておいて、後で現像の段階でがんばってみると言うことができない仕様となっています。後継機がこのあたりをどう取り扱っているのか興味がありますが、はじめて使用して面食らった部分となりますので紹介しておきます。

ISO感度

ISO感度として設定可能なのは、100、200、400、800、1600。これに加えて、ISO感度拡張を有効とすると3200までの設定を行なうことが可能です。

以下に、ISO-100、200、400、800、1600、3200の撮影サンプルを示します。

ISO-100 ISO-200 ISO-400 ISO-800 ISO-1600 ISO-3200

ISO-400あたりまでは何の問題もなく使用可能と思えます。ISO-800あたりから人によって評価が分かれはじめそうな印象です。 さすがにISO-3200はこの世代の撮像素子ではどうにもならなかったようで、緊急避難用の設定であることがわかります。

とは言うものの、このウェブサイトで使用している480x320のサイズまで縮小することがはっきりしているようならば、ISO-1600は十分及第点を与えられそうな印象です。

起動時間

スリープ状態から、レリーズできる状態になるまで、正確に測ったわけではありませんが、かなり遅いと言う印象があります。スリープ状態になるまでの時間が初期設定で1分ほどですので、連続して使用してない場合にはほとんどの場合「これを撮ろう」と思ってからレリーズできるようになるまでに相当に待たされてしまうような印象があります。計測してみればそれほどたいした時間ではないはずなのですが、撮りたいと思ったそのときに動いてくれないと言うのは人によってはかなりストレスになる可能性がありそうな気がします。

オートパワーオフの設定が、1分、2分、4分、8分、15分、30分、オートパワーオフなしの設定が選択できますので、使用される方の用途によっては、この設定を変えておく必要がありそうです。

とは言え人間と言うのは実にすばらしい機械(?)で、この遅さも慣れてしまえば特に気にはなりません。撮ろうと思って構えてからシャッターを押すとレリーズできるようになるまで確かに遅いと感じるのですが、首から提げているカメラをまずシャッターを押して電源を入れ、そこから構えに入るようにするだけでこの遅さも気にならなくなってきます。

おかげさまで現在のわたしのメインのカメラがこのEOS 10D。安くで入手した割には実によく働いてくれます。。。と関係ないこと書いてちゃだめですね。

連写

連写は連続9枚可能です。連写が9枚までいけるのは良いのですが、その後のコンパクトフラッシュへの書き込みがかなり遅いように感じられます。特にRAW形式を選択しているときは、いまどきのカメラ(2009年1月)になれている方だと遅さが我慢できないと言う方もいらっしゃるかもしれません。

ただし、コンパクトフラッシュに書き込む前の画像を9枚分常時保存可能なようで、一枚分の画像をコンパクトフラッシュへ書き込みが完了した時点でbusyの表示が消え、次のレリーズが可能になってきます。このあたりはさすがによく考えられているなぁと言う印象です。

このようなつくりとなっていることから、コンパクトフラッシュへの書き込み量が大きくなるRAW形式を選択している場合は、書き込み時間がとられるため連写後すぐにまた撮影を行ないたいと言う方はRAW形式ではなくJPEG形式を選択しておくと使い勝手が向上しそうです。

作例

Canon 広角

Canon 標準

Canon 望遠

SIGMA

TAMRON

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